僕だけが楽しいひとりよがりの極み「思い出アルバム」第三弾いっちゃうよー!
昔からドラクエよりFF派だったんですが、オンラインゲームは未体験ゾーンすぎてとっつきにくいし、「オンラインでFF」なんて楽しそうに思えず、サービス開始から1年以上もFF11にはノータッチだった僕。知らない誰かと共有する世界で、たとえば誰かがラスボスを倒して世界が平和になったら他の人やることないよね?とか、セーブどうすんだろ?とか、謎すぎたし。そんな僕がヴァナに降り立つきっかけになったのは、永田泰大さんの著作である「ヴァナディール滞在記」です。
本屋でたまたま見かけたそれは古びた風車が並ぶ美しい丘陵地帯の風景が表紙になっていて、一目ぼれでジャケ買い。その晩は夜更かしして読みふけり、1週間と置かずに僕はヴァナ・ディールの冒険者になったのでした。
「ヴァナディール滞在記」は攻略本ではありません。ヴァナに降り立った著者が、その優しい視線で見つめたこの世界のことと、ご自身の冒険を綴ったものです。表紙以外にゲーム内の画像はなく、イラストレーターの方の4コマ漫画が間に入るだけ。だから、レベルを上げて行動範囲を広げるうちに、文字だけで知っていた風景や出来事に出会えるのがすごく嬉しかったです。
そんな中で、1番興奮したのはコンシュタット。
僕が一目ぼれした「ヴァナディール滞在記」の表紙になっている場所であり、文中でも非常に印象深く表現されていて、著者もお気に入りの場所だと紹介しています。
永田泰大さんの開始国はバス。僕がウィンだったので、丁度逆方向から世界が広がってゆく感じ。そのため、コンシュに足を踏み入れたのは冒険者生活開始からけっこうな日数が経ってからだったと思います。
サルタからタロンギに行動範囲が広がったあたりで「船で渡った先のエリアのほうがレベル上げPTに誘われやすい」と風のウワサ(?)を聞きつけ、とうとうミンダルシア大陸を出奔。
初めての汽船。
初めての航海は、これも風のウワサ(?)で色々コワイ話を聞いていたので、ブルブル震えながら船室に引きこもり。
たどり着いた港町は、マウラとは、ひいて言えばウィンダス方面とは全く違う雰囲気で、丁度観たばかりだったパイレーツオブカリビアンを彷彿させました。
初めての砂丘は真っ白で、眩しくて、まさに「太陽が目にしみる」状態。当時はPS2で遊んでいたので、PCのように色々調整が効かなかったんですよね。
見知らぬ土地で何とかレベル上げPTに潜り込み、その狩りの後。親切なPTメンバーが初心者の僕に「テレポ石を取りにいこう」と誘ってくれまして。バス方面に徒歩で向かい、砂浜からトンネルを抜けて進んだその次のエリア。そこに足を踏み入れたとき「ああ、ここがあの場所なんだな」とすごく興奮したのを覚えています。
永田泰大さんとはもちろんお会いしたこともないし、同じワールドでもなかったと思うんですが、その足跡を辿っているような感覚で世界が広がっていった初心者時代。あれは、セルビナの地図クエとは違うもう1つの「ある冒険者の足跡」クエみたいだったなあ、なんてそんな風に思える今日この頃。
1. 無題
ウィンダス出身者にとって、ブブリムとは段違いの真っ白に輝く砂丘は、日差しの暑ささえ違うようなまさに異国情緒だったなあとしみじみ思い出しました。コンシュに初めて足を踏み入れたときには、見上げる風車はもちろん、足元に色とりどりの花が咲く景色に感動したものでした。
先人の冒険譚が、新たな冒険者を導いていくって、それもまたひとつの上質な物語のようですね。今回も素敵なお話をどうもありがとうございました。
Re
そうそう、ウィン出身だと砂丘が眩しすぎますよね。そして、その次のエリアのラテ・コンシュが緑いっぱいで、メインカラーの緑に惹かれてウィンを選んだ僕としてはサルタやタロの「渇いた感じ」と比較しちゃってちょっと落ち込んだりとか。
いつも、優しいコメントありがとうございます!拙い文章で恥ずかしいのですが、それでも読んでくれる人がいるって嬉しい!