僕たちFF11プレイヤーをノスタルジーに浸らせる単語は数多くあれど、その中でも「砂丘」って、ノスタルジーの極地と呼べるんじゃないかな。なんて勝手に思っています。
ウィン出身の僕ですが、レベル10台の前半で早々とクォン大陸へ渡ったために、ジュノ上京までの大半を砂丘で過ごしました。
砂丘デビューの直前に「電撃攻略本」を購入して、PT参加希望のサチコメの書き方や、レベル上げの際の基本の動きなんかを熱心に予習した記憶があります。砂丘に辿りつく前にタロンギで経験したダルメル狩りPTは、確か、うろうろしている時に唐突に声をかけられたんじゃなかったかなあ。レベル上げPT参加希望、という明確な意思をもって参加したのは砂丘PTが初めてだったはずです。
ドキドキしながらサチコメを書いて。ドキドキしながらPT参加希望の緑玉を出して。ドキドキしながらPT勧誘のテルを待って。異国の土地で初めてPTに誘ってくれたエルヴァーンの戦士は、後に、僕の初めてのフレになってくれた人でした。
砂丘は、大勢の冒険者との出会いを演出してくれた舞台でもあります。
サポなし初心者の僕に、テレポ石を取りに行こうと誘ってくれたPTリーダー。
「メインジョブはナイトだけど、ヒーラーの動きを知りたいから」と、初心者の視点では驚きの理由でレベル上げに参加していた白魔道士。
どこの狩場も埋まってしまっていて、「レベル上げできるかな」と不安な空気が流れる中、颯爽と「隠し海岸」に誘導してくれた熟練の冒険者。
戦闘不能メンバーが出て困っていたら、どこからともなくチョコボに乗った白魔道士のタルタルが現れて、レイズをかけてくれたこと。
サンドやバスを宿にして、領事館でシグネットをかけなおして。
土地柄、サンドやバス出身のPTメンバーが大多数を占めるのは当たり前で。そんな中、ウィン出身のメンバーがいたりすると「異国の土地で巡り会えた同胞だ」と勝手に嬉しくなったり。それをひとりよがりだと思っていたら「ウィン出身仲間だー」と言ってもらえて、もっと嬉しくなったり。
仮想世界なのに祖国愛が芽生えてしまったのも、この時期だったと思います。
ゲーム開始時に選択したジョブが18になった途端、なぜか「僕のメインジョブはこれじゃない」と思い立ち、レベル上げをリスタートするために帰国。久々のサルタの、のんびりしたBGMに安堵以上の何かを感じたのは、ウィンを離れて過ごす日々が、逆に、ウィンへの思い入れに繋がったというわけです。
程なくして訪れた2度目となる砂丘。
白くて眩しい異国の大地。
異国情緒溢れるBGMのセルビナ。
サチコメを書いてドキドキしながらPT勧誘を待つあの時間。
砂丘時代を思い返すと、なんだかむずがゆいような、甘酸っぱいような。
そして、そんな感情に既視感を覚えます。
そうだ。砂丘時代って、青い春と書くアレと似た匂いがするんだ。
1. 無題
砂丘時代って確かに、NPCではない白ネームの先輩たち、しかもLSやフレじゃない偶然の縁で出会った人々から導いてもらったり知識を得たりという経験の本格的な始まり、まさに「冒険者の社会」へのデビューでしたよね。
希望と憧れがいっぱいで、何をするにも楽しくて、世界が広がっていくワクワクと、そのぶん自分がウィンから離れていく感覚のちょっぴりの切なさ・心細さ、でも止められない未来への好奇心、みたいなすべてにエネルギーが溢れてた18前後のあの頃はおっしゃる通り青い春の輝きそのものだったなぁとジーンと思い出しました。あ、18前後って当然レベルのことですけれども。
折しもヴァナでは15周年エミネンスとかで冒険者の世界が広がっていく追憶型の目標が追加されるとかされないとかいう噂を目にし、何だろう、砂丘で核熱連携キメろとかいうお題かなぁやってみたいなぁと考えてたところだったのでとってもタイムリーに楽しませていただきました。
砂丘の熱波ばりに暑い日が続きますが、どうぞご自愛のうえ、砂丘時代に負けないくらい充実したヴァナライフをお楽しみください!
みやぴん様
>希望と憧れがいっぱいで、何をするにも楽しくて、世界が広がっていくワクワクと
みやぴん様のコメントは、いつもいつも熱量がすごくて、むしろそのまま本文に掲載したいくらいです!コミュ障の僕にはハードルが高いのですが、みんなの砂丘の思い出を語り合う企画なんてやったら楽しそうですねー。みやぴん様の昔話も、是非また教えてください!気長にお待ちしております!
実はこの数ヶ月で数名に身バレしてしまい、このシリーズに手を付けるのに躊躇いが生じておりました。身バレ状態でポエムを垂れ流すのはさすがに・・・なーんて思っていたんですけどね。この暑さに脳みそがやられて判断力が低下したため、「メルヒェン上等!ポエム上等!ブログ自体がそもそも自分語りなんだし今更だよな!」と吹っ切れてしまったのでした。というわけで、これからも自分語りのポエマーとしてだらだらと駄文を連ねていく所存でございますッ。
そうそう、アニバーサリーエミネンス、僕の中では好評です。その影響で、IL119のシーフ数名がギデアスでヤグの取り合い、という心温まるシーンが見れたりね。こういうの好きなんですよねw